2012年1月14日土曜日

Cadeau展





Atlier Kika café grass
2012.02.03(fri) - 02.14(tue)
Cadeau 大切な人へ送る バレンタイン ギフト」展
鎌倉市二階堂91



いつもお世話になっている人に感謝の気持ちを伝える。
大切な誰かに、想いを伝える。
贈り物には、それぞれの物語が込められている。
「いつもありがとう」
「大切に想っています」
「いつも元気で、笑顔でね」

相手の事をじっくりと考えて、モノを選ぶ時間。
手作りをする人も増えているから、お菓子など
自分の手で作った何かを贈り物に選ぶ人も多いと思う。



鎌倉のアトリエキカというギャラリーより、
2/14のバレンタインデーに向けて、「Cadeau(フランス語で贈り物)展」の
企画を頼まれた。
いつもだと、「モノ」から企画の内容を考えがちだけれど、
「言葉」を伝える、というキーワードが、今回はじめに頭に浮かんできた。
日本語で、「ありがとう」のもっと奥深くにある、ちょっと熱い気持ちを
伝えるには、照れや恥ずかしさもあって、案外メッセージカードをいざ書こうと思っても、
伝えたい内容は書けなかったりする。
そこで、英語のフレーズや、Hawaii語のフレーズだったら、
「こんな伝え方があるんだ」と、思ってもらえるかもしれない、と、
カードと包むフクロがセットになったパッケージを思いつく。



様々なフレーズが書いてある紙の中から、気になる言葉を直感で選んでもらう。
Brown Bag」に選んだものを入れて、カードをピンで留める。
和紙で作った小さな袋と帆布の大きい袋の2つのバージョンがある。
Brown Bagとは、パンや果物を入れる、ランチボックスようなもので、
通常、分厚い紙でできている。
アメリカの子供たちが、お母さんに作ってもらったサンドイッチやリンゴを入れて、
持っている様をイメージして、今回は、それを和紙と布で作ってみる。

それから、もう少し、かわいらしいニュアンスがほしいという人のために、
大きな赤いリボンがきゅっと結ばれたような、コットンの巾着を作る。
こちらは、様々なHawaii語のフレーズを選ぶことができる。

Hawaiiの言葉は、音も、響きも、かわいらしく、そして、奥が深い。
たとえば、
Aloha nui loa  たくさんの愛をこめて
He pili wehene ole  真実の友

短くともステキなフレーズがたくさんあるのだ。

お菓子作家のたなかれいこさんが出される、丁寧でやさしい味わいの焼菓子が
今回の展示のメイン。フランスの100年前のレシピを再現するなど、きちんとした正統派の数々の焼菓子が並ぶ。









私の方は、いろいろな「布と毛糸の贈り物」というテーマで、
クロセミキコさんと一緒に、「誰から誰に」ということを想定した贈り物の提案をさせてもらう。
クロセミキコさんの本業は、アートディレクションとグラフィックのデザイン。福岡在住の、大人かわいい、とってもステキな人だ。今回は毛糸が好きでたまらないというクロセさんに、毛糸の小物を手編みで1点ずつ作っていただけることに。毛糸見たさに、イギリスまで旅に出てしまう、というバイタリティーをもつ彼女が生み出すものは、色や素材の選び方からして、本当にセンスがいい。


私は、パッケージのほか、2012年より、友人の曽我小百合さんと立ち上げたmoaniというブランドから、帆布やリネンのBagとユニセックスタイプのシャツを用意する。
moaniとは、Hawaii語で「風」を意味する。香りを含んだ、そよ風というのが正しいニュアンスかもしれない。「日々の暮らしに心地のよい風を」をコンセプトに、暮らしのモノや着るものを提案する。今回は、女性から男性にプレゼントをすることを想定したモノを数点出すことに。

大切な誰かに想いを届けるお手伝いができればよいのだけれど・・・・






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